Regional Scrum Gathering Tokyo 2022に参加してきた
今年も参加しました!
あっという間に三日間が過ぎ去った・・・。例年通り完全にハイになっています。
聴いたセッションの詳しいまとめは他セッションの録画チェックもしながらボチボチやるとして、熱が冷め切らないうちに感じたこととかふりかえっておきます。
界隈でホットなテーマの話
前々から「最近アジャイルのコミュニティ界隈でこのテーマよく語られるな」って思うことが多くて、今回も感じましたって話です。
以前だと、RSGT2020付近では「共感」が頻出していたイメージ。その年の秋あたりから、プロダクトオーナーの話がホットだったような。ちょうどスクフェス札幌でEbackyが話していたあたり?
その時の自分のコンテキストでたまたまそう言うワードを拾いやすくなってただけかもしれないですけどね。
それで今回は、プロダクトゴールとかスプリントゴールの話が多かったんじゃないかなーと思ったりしました。
初日のkeynoteで「インクリメント作ってこ」っていう話が出ていて、その日の夕方には長沢さんのプロダクトゴールの話と稲野さんのスプリントゴールの話。
次の日にはryuzeeさんのプロダクトバックログの話の中でもインクリメントやスプリントゴールの話が出ていて、「ほらほらぁ!」ってなりました。
しかも実は個人的にこの辺の話がすごくタイムリーで、昨年末に会社のアドベントカレンダーでインクリメントの話を書いていたりして、すごい刺さったんですよね。一人でホクホクしてました。
みたいな話をDay2の夜にDiscordで話したところ、そこにいた人たちからは「そうかな?」とか「自分は別の波なら感じたけど」という感想もあって、あぁやっぱり自分がそういうアンテナ張ってただけかな、と。
でもその話の中でしっくりきたのは、「いくつかそういう波みたいなのは(もしかすると意図的に)存在していて、人によってはその中のどれか1本の波にビビッときたりしてるのかもね」と聞いてなるほどなぁと納得。
前にかわぐちさんかながせさんがそういうの結構考えて構成練ってるみたいなこと言ってた気もするし、きっとそういうことか。
あとあまり詳しくないので本当に感覚なんですけど、デザインとかデザイナーというワードも聞くことが増えた気がしますね。
セッションでもそうだったし、OSTでもいくつかそんなテーマを見かけました。
いつかこの辺りの話でもわかりみを感じられるようになりたいな。
初めてCoaches clinicに行ってみた話
興味がないこともなかったんですけど、今まではセッション聴いたり廊下でギャザったりすることに忙しくて個人的優先順位が上がってこなかったCoaches clinic。
この1年で環境の変化があったことで考え事が増えたのと、「コーチズクリニックはいいぞ。」っていう人が結構いるなと思って行ってみました。
稲野さんに緩めのキャリア相談という形で、最近の環境の変化からいろんなキャリアが選択肢にあって迷うなーという話を聞いてもらいました。
その結果、
コーチーズクリニックで@KazuhideInano さんに緩めのキャリア相談させてもらった!
— TK (@t_k_redman) 2022年1月6日
今見えている選択肢からどう進んでいくかを決めようとしてたけど、
・成長や経験によって見える景色は変わる
・その時見えている景色でまた選択していけばいい
という気付きを得られて大変良い時間でした😌#RSGT2022
という気づきで迷いが一つ消えて身軽に。
感謝、感謝、もそうなんですけど、稲野さんに聞くことのプロフェッショナルみを感じで非常にエモい。
こっちは好き勝手しゃべってるだけだと思うんですけどね。ほんとすごいっす。(語彙力)
ちょっとは自分成長してるかなという話
2,3年前からコミュニティ活動をし始めて、当時は周りから受けるのは新しい刺激ばかりで「これは持ち帰って自分も試したい!」がほとんどでした。
それがここ最近、「お、あの時の解釈あってたっぽい」とか、「あーやっぱりみんなそうなんだ」みたいなことが結構あって、視座が変わったというかなんというか、少し進歩している気持ち。
- ちょっと前:「お話を聴こう」->「完全に理解した」->「やってみよう」->「なんもわからん」
- 最近:「やってみよう」->「こんな感じか?」->「お話を聴こう」->「あってたっぽい!」
って感じで先回りできてるケースが増えてきました。より実践できる環境になったのが大きいんだろうと思う。
あとこういうアウトプット書くときにも、こんな誰のためともならなそうな取り留めのないことを文字に起こして公開できるようになったのも変化だなと思ったり。
「人に読まれるんだから有益なこと書かなきゃ」って思ってた時期があったんですけど自分が書き残したいこと書けばいいじゃんねーって。
子育てとコミュニティ活動の話
OSTで「子育てとコミュニティ活動をどうやって両立していけばいいか」みたいなテーマを持ち込んで、悩んでいる人、うまく解決してる人の話を聞かせていただきました。
個人的に温度感の高いペインだったんですけど、周りの人たちはすごく上手いことやってるんだろうと勝手に焦りを感じていたテーマです。
でもいざ聞いてみると同じ悩みを持ってる人は結構多くて、「それならみんなが悩まなくてもいいような活動の形を生み出せばみんなハッピーじゃん!」って思うことができて、活路が見えた気持ちです。
そんなこともあり、子育てしやすいコンセプトのイベントでも考えようかと意気込んでいて、その人の夜のDiscordで相談を持ち込んでみました。
でも色々相談した結果、「子育てとの両立に特別感が生まれてしまうと返ってハードルが生まれてしまう」というフィードバックをもらってなるほどなーと。
子供が小さいうちは特に、予定通りの時間に参加できなかったり、参加できても急遽抜け出さないといけなかったりするので、参加者としてはもちろんオーガナイザなんてとてもできない、って思ってましたが、逆にそうなることって当たり前だし全然悪じゃないはず。
「本当にすみません子供が起きちゃったので・・・」とか「ごめんなさい家の都合で参加できません・・・」とか恐縮しがちですけど、謝ることで「ダメなこと」っていう雰囲気を作ってしまわずに「ちょっくら子守してくるわあとは任せた!」くらいの気持ちで振る舞えばそれが自然な環境になっていく。
心理的安全性の話と同じですね。
心理的安全性がそこにあるかのように自分がふるまう
チームが「サイロ化」しないための仕掛け(増補版) - Speaker Deck
OSTで悩みを共有してくれた皆さんに感謝!
及部さん、森さんをはじめ、Discordでフィードバックいただいた皆さんにも感謝!
深夜まで深い学びを得られる、これがRSGT・・・
本当にこのテーマは長いこと悶々と悩んでいましたが、もうオープンに聞いちゃおう!と踏み出せてよかった。
RSGTは素晴らしいって話
ハイなまま勢いでツイートでも書いたんですけど、
3回目の参加でしたが、本当に力をもらえるカンファレンスで感謝です。
— TK (@t_k_redman) 2022年1月7日
これがあったからここまでやって来れていると言えるくらい自分にとって特別なものなんです! https://t.co/sqvugVG4Zd
自分にとってRSGTはいろんな意味で特別です。
2020年に初参加したときのClosing Keynoteで「We are not alone.」を聞いたことで、それを支えにたくさんのことを乗り越えられました。
また、その言葉を裏付けるだけの環境がコミュニティという繋がりで作られているのも、RSGTの力が大きいと思います。
もちろん各セッションでの学びも。今も早く持ち帰ってチーム内で話したいことがたくさんあって、うずうずしています。
そして実は今の職もRSGTのご縁。
そんなRSGTに今年も無事参加できたので、また1年間走り抜けたいと思います!
P.S.
各セッションは持ち帰って何かに活かしていきたいことが多いのでその時感じたこととか結構メモとりますが、Closing keynoteはメモ取らないで感じとる派です。心に刻め。